練習帳

捌け口

今日の書く練習

 稽古のことを書こうと思う。何か授業のことで書こうかとも考えていたような気がするけれど、忘れてしまった。ノートを見返すと「伝えたい内容と扱う題材に飛躍がないようにーどれぐらい飛躍があっても大丈夫?」と書いてあった。そういえば、そんなことを考えていた。何かを動画や体験の題材として取り上げたときに、その題材と表現する手段が適切かどうかといった話だったと思う。具体的には、WLCやJLCといったようなチェーンソーでの伐木技術を競うようなものを手がかりにして、安全な伐木の仕方を伝えることができるかといったようなことを考えた。もっと一般化するなら、あるゲーム性を持ったものを使って、そのゲーム自体が持っている印象の強さに負けることなく、背景にある本当に伝えたい内容をうまく伝えられるか、ということになるのかもしれない。

 前置きが長くなってしまった。もはや前置きだけでもいいかもしれないと思ったりもするけれど、しかし、稽古のことを書こう。

 今日は慣れない演武をして、まだまだ詰めていかないといけない部分が多いことがわかった。この課題の発見は収穫だからいいことだとしても、自分の未熟さが目に見えるとやっぱり凹む。

 具体的な課題をいくつか挙げると、まずは立ち会い直後の間合いの詰め方が問題で、どうしても最初に圧力負けしがちである。普通に稽古していても負けることはないのに、この時ばかりはどうしてだか、なんとなく押されてるという感覚がある。そして、技をかけてから次の技へ移るとき、勝つ位置に入り続けなきゃいけないのができてない。加えて、当然、各技の精度の向上は必要だと思う。落ち着いて意識してやればできるのに、意識する余裕がないから使えてない技術があるのは悔しい。実際、撮影してもらった動画を見たら、力がぶつかりまくりで恥ずかしい限りである。細かいところは置いておいて、この3つくらいは意識して直したいものである。できてないところばかりあげつらっても辛くなるので、よかったことをあげると、課題が見つかったところと、残心が尊敬するYコーチに似ていたところくらいか。残心が師範に似ないとなると、やっぱり体の使い方がまだまだ違うってことなんだろうな。あとは意識するところを少し上げてみると案外うまくいくんじゃないかって発見があったのはよかった。でも、多分これも自分の体がまとまっていないからこんなややこしいことをしないとできないだけで、本当はそんなことしなくていいんだろうなぁ。